翻訳者から皆さんへ
私がキャロラインと出会ったのは、彼女がGo Girlsというプロジェクトを率いていた2002年でした。このプロジェクトは、日本にいる女性たちに、安全で楽しく協力的な英語学習の環境を提供するというものでした。とはいっても、Go Girlsは単なる英語学習の場ではありませんでした。キャロラインは、異文化でのコミュニケーションを通じ、女性が他の女性を励まし勇気づけるような機会を作りたかったのです。
その4年後、彼女は体調を大きく崩し、しばらくの間生死の境をさまようほどでした。けれども彼女は、このシリーズ本と共に私たちの元に帰ってきてくれました。キャロラインが今回私たちに届けてくれるこのシリーズ本は、他の文化や国から来た女性たちの視点や経験を学ぶことで、自分の世界を広げたいという日本人女性をインスパイアーし、もっともっと励まし勇気づけてくれるものです。
もしキャロラインを一言で表現するなら、「彼女はものすごい女性です!」ということです。これは何も、彼女が30代前半という若さで3度も脳卒中を起こしたのにもかかわらず、それを感じさせないほどいたって元気であるからでもなければ、物でも人でも、とにかく「よそから来たもの」に対していまだに閉鎖的なこの国において、絶え間なく活動を続け楽観的な姿勢を持ち続けているからでもありません。私が彼女をこんなふうに表現するのは、単に、彼女がものすごく強い女性で、エネルギーとアイデアに溢れているからなんです!彼女の強さは、人々とつながりたいという強い思いや、自分が持っているものを日本の社会に共有し、役立ててもらいたいという願いからきていると思っています。
私たちは「グローバルな時代」に移行しており、これからますます外国の人たちとコミュニケートする機会が増えてくるでしょう。でも、英語で会話ができるだけでは「国際派」にはなりません。意義深い交流を持つには、コミュニケーションをしている相手の文化や背景を理解する必要があるのです。
翻訳者そして通訳者として、私はいつも、帰国子女だとか、小さい頃から英語環境に親しんだのだろうと思われます。でも、実際のところ私がきちんと英語を学び始めたのは、大人になってからでした。英語という言語を学ぶことは私にとって、「勉強」ではありませんでした。なぜなら、私はこの言語そしてそれに伴う「挑戦」が好きだからです。私が信じているのは、楽しみながら学ばなければいけないということで、この「アスク・キャロライン」シリーズはまさにそれを読者に提供してくれます。言語を楽しく覚えながら、その言語を使う人たちの文化についても知ることができるのです。また、キャロラインのライフワークでもある、女性をサポートし勇気づけるという考えも私はとても好きです。私はキャロラインが手がける事業や彼女の仕事において、この部分にいつも感銘を受けていたので、再び彼女のプロジェクトに関われることになって本当に光栄に感じています。
私は本書が、読者のみなさんが楽しみながら英語の新しいフレーズや表現を学び、日本に住む外国の人たちの経験をより理解するためのお手伝いができることを願っています。それにより、言語能力を超えた有意義で深みのあるコミュニケーションに繋がるでしょう。そして読者のみなさんが、本書からキャロラインの人生に対する前向きな姿勢を垣間見て楽しんでいただければいいなと思っています。彼女の前向きな生き方は、私たちも自分の人生に役立てていけるものだと確信しています。
松丸さとみ
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松丸さとみ:フリーランス翻訳者。学生および日系企業の駐在編集者として、合計6年間を英国のロンドンで暮らしました。多国籍・多言語の環境で就業・翻訳をした経験が豊富で、これまで手がけた翻訳の分野はエンターテイメントからビジネス、自動車業界、金融など広範囲にわたります。
海外で生活したことや日本および英国において異文化の環境で働いた経験から、両言語における技術面だけでなく文化的背景なども理解しているため、より意義深く適切な翻訳をすることが可能です。
ロンドンから帰国して以来、母国である日本に対し改めて深い愛情を抱いており、現在(そして今後も!)都内近郊に住んでいます。
以下のアドレスよりご連絡いただけます。
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http://www.sugarbeat.jp/
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